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特集 対談 佐藤陽一×Hundred Percent Free

佐藤 今回は名古屋のインディーズシーンで活躍するバンド 「Hundred Percent Free」から若い二人が来てくれました。よろしく〜。
 
SIG リーダーでギターのSIGです。
 
B-BURG DJのB-BURGです。
 
中野 よろしくお願いします。
 
B-BURG いきなりなんですが今日は折角の機会なので、一度オーナーに聞いてみたかったことぶつけてみたいと思って来たんですよ。
 
佐藤 あっそうなんだ、楽しみだなぁ。

佐藤 陽一
B-BURG 僕はもう10年以上[es]さんに通わせていただいていて、その間に店舗もスタッフさんも順調に増え、伸びていますよね。そういった動きの中で、オーナーはどんな信念をもって経営されてきたんですか?
佐藤 これが信念かどうかはわからないけど…常に思っているのは「他人を巻き込む」こと。美容師が独立する時って、最初はやっぱり「自分のお店を持ちたい!」という気持ちからスタートするんだけど、誤解を恐れずに言うなら、続けているうちに自分のことはどうでも良くなってくるんだよね。スタッフに対しても、「僕がこうしたい!」ではなくて、「みんなのために何ができるか?」に変わっていった感じ。もちろん、お客様に対しても同じ様な思いがあるけどね。
 
B-BURG なるほど。それってバンド運営にも共通することだと思うので、もう一歩踏み込みたいんですけど…その「責任感」って、元々自分がもっていたものなんですか?
 
佐藤 いや、それはたぶん違うね(笑)。最初は単純に自分の夢の実現からスタートして、人を巻き込んだ時から変わっていったんだと思う。
 
B-BURG 今の話を聞いていると、ウチのSIGとオーナーは似ているかもしれませんね。実は、僕がこのバンドに入った一番の理由はリーダーのSIGなんです。彼は僕より9つ年下なんですが、オーナーのようなの境地にたどり着いているというか…。
 
佐藤 僕は常々、人は「自分のために頑張れる人」と「他人のために頑張れる人」に分かれると思っていて、もちろん、どちらも正解なんだけど、僕とSIGくんは同じタイプなのかもしれないよね。
 
SIG ミュージシャンも分かれますね。ウチのバンドはお客さんを楽しませたい。僕はライブが大好きなんですが、自分が楽しめればいいのならライブをする必要はないですからね。
 
B-BURG ライブも、他人を巻き込むっていう意味では同じかもしれませんね。
 

B-BURG 氏
佐藤 自分たちも楽しむんだけど、その前に…ということだよね。僕もHundred Percent Freeのライブに行かせてもらったけど、スゴく楽しめたよ(笑)。
SIG そう言ってもらえると嬉しいです(笑)。
佐藤 自分だけが良くなりたいと思う人に、他人を巻き込むことは無理だと思う。それでは、単にお金の関係になってしまうし…。では、そうならない為にどうするか…と考えた時の答えは、その人たちの為に一生懸命やるしかないだよね。それは、もしかしたら、結局は自分の為なのかもしれない。でも、やっぱり比重は、「他人」なんだよ。
SIG 同感です。僕らもお互いの為にも頑張っている部分はありますよ。誰かが抜けたら終わりだし…。
 
佐藤 ウチもそう。辞められたら困る(笑)。でも誤解がないように言うと、僕が頑張るのは僕が困るからじゃない。その前に、「想い」があるから頑張れる。その順番はとっても大切だと思うよ。
 
B-BURG 音楽の世界でも、メジャーデビューしてお金も名誉も手に入れたハズなのに、メンバー同士の人間関係で解散してしまう人たちがいます。バンドって、音楽だけでなく人間としてどこまで理解しあえるかの才能も必要なんだと感じますね。
 
SIG [es]さんって、スタッフの方があまり辞めないですよね?それは単純にオーナーの人柄なかなぁと思っていたのですが、今日の話を聞いて納得がいきました。

SIG 氏
佐藤 辞めた人が遊びに来てくれたりね。スタッフに対しては、入った時点でその人の人生を自分で背負うつもりでいるので、その辺がうまく合った人が付いて来てくれてはいるかなぁとは思う。
B-BURG お店に「サトウイズム」が浸透している感じはありますよ。
佐藤 ホント(笑)?ちょっとカッコよく言うと、僕は経営者じゃなくてあくまでも、「美容師」になりたかった。だから、最後まで美容師でいたい。大げさな言い方をすれば、髪を切るのも音楽を聞くのも、時には他人の人生を変えてしまうほどの影響力があるかもしれないじゃない?その醍醐味って、お金じゃないよね。
 
SIG 僕らも、音楽で売れたいと思うのはたくさんの人に聞かせたいということ。そんな最初の気持ちは忘れたくないですね。
 
佐藤 そして、その次に出てくるのが、スタッフやお客様に対してもっといい環境を作りたいという気持ちだと思う。その為にはお金が必要になることもあるけど、やっぱりこれも、その順番の問題。要は、僕たちの仕事は決して、儲けるのが目的ではない。
 
SIG それは僕も考えます。今のメンバーで音楽を続けていくには、必要最低限のお金は必要。その為には売れなくてはいけない。でも、決して売れることが目的ではないんですよね。
 
佐藤 うんうん。スタッフには家族もいるからね。それを養っていくだけの稼ぎはさせてあげたい。でも僕が普段言っているのは、「並よりちょっと上くらいは目指してほしい。でも、大儲けがしたければココでは無理だよ。もしその余裕があれば、後輩たちのチャンスにしたいから」と。
 
SIG 確かにそうですね。美容師もミュージシャンもその本質は、贅沢な暮らしをしたいから目指す仕事ではないですよね。
 
佐藤 そうなんだよね。それでいて、さらに自分のなりたかった「美容師」を、続けられる環境が一番だと思う。その環境をつくるために一緒に頑張ろう…、と最近はその想いが一番強いかな。
 
B-BURG いや〜スゴイいい話ですよね。ずっと聞きたかったことなので、スッキリしました(笑)。
 
SIG でも、バンドもそうですけど、美容師さんって個性的な方が多いですよねぇ?オーナーはそれをどうやってまとめていっているんですか?
 

…3人の長い夜は始まったばかり。この後話題は、ヒトの育て方へと続いていきます…
<次回へ続く>


 
Hundred Percent Free プロフィール
Hundred Percent Free(ハンドレッドパーセントフリー)
2003年7月結成。数々のメンバーチェンジを乗り越え現在
の2VO.MC,Gt,Ba,Dr,DJ&SAMPLERの6人編成となる。 ラップ・レゲエ・メロコア・ラウドロック・サーフロック…等、幅広いジャンルから出来上がった音をキャッチーに呼びかける。 そのフリースタイルは初めて見たリスナーにも絶大なインパクトを与えている。今名古屋でもっとも熱いバンド。

http://hpfree.jp/

 
●今回の対談にご協力いただいたお店は・・・
 
百々池家
〒468-0008
愛知県名古屋市天白区一本松2-903 メゾン高木1F

*営業時間*
火〜金 17:00〜01:00(L.O.24:30) 
土    12:00〜01:00(L.O.24:30) 
日    12:00〜22:00(L.O.21:30) 
*定休日*月曜日
*駐車場* 3台(専用)

TEL.052-803-9333
http://r.gnavi.co.jp/n121900/



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