まず大前提として思っているのが、その子の「色」を潰さないこと。でも、一つの店でみんなと一緒にやっていく以上、方向性だけは揃えなければいけない。この方向性って言うのは、さっき話していた、何故美容師なのかとか…そういう気持ちね。
それでも、その枠から飛び出そうとする人がいたらどうしますか?
その時は、キチンと話をするよ。だけど誤解を恐れずに言うなら、暴れるのは全然OK。
暴れる…ですか(笑)?
だって、みんなが同じ「色」である必要は全くないわけで、その人の「色」を否定することは絶対しないよ。一番大切なのは、自分で考えて、自分の意見があるかどうかということ。単に暴れたいだけなら、それはちょっと困るけどね。
単純に、人に迷惑をかけるのはダメですよね。
佐藤 陽一
ほら若い時ってさぁ、何にでも白黒つけたくなるじゃない?でも、この歳になって分かったのは、世の中にはグレーなことも必要だということ。
それは僕も思います。
それを無理に白黒つけようとするのは、結局、その場の自分を守るためなんだよね。だから、それを許してしまうと、将来絶対同じことで、今度は本人が首を絞められることになるから。そういう意味で、考え方の遊び(グレー)は必要かな…と。
なるほど、そういうことですか。
理想的なのは、マニュアルゼロの状態。何の決め事もなく、みんなが同じ判断ができることだけど、それに向かう過程では、やっぱり決め事は増えていくよね。最初からみんなを野放しにするわけにはいかないから(笑)。
バンドの中のルールもそうですね。
でも、決めた後はなくしていきたい、というのがも本音かな。そこにどうやってメンバーをもっていくかと考えると、一人ひとりに対する対応は違うよね。
その先って難しいですよね。組織が大きくなればなるほど、いろんな人が出てくるし…。 でも、ちょっと言い方が悪いかも知れないですけど、そういう理想論を聞くことはとても刺激になります。
僕は、理想を言い続けることってすごく大切だと思っていて、どんな理想でも無理だと思ったら、そこで終わりだよね。理想っていうのは、もしかしたら現状とは違う「ウソ」なのかもしれないけれど、最後にそれが実現した時には、それまでのウソは全部ホントになるんだから。
左:SIG 氏 右:B-BURG 氏
やっぱり「有言実行」ですよね。特にリーダーとなる人は。
無言実行も素敵だと思うけど、人を巻き込んだ以上、どっちを向いているのかはしっかりと示さないとダメだよね。そして、巻き込まれた人にも、一緒に行くかどうかを決める権利はあるわけで、その為にも理想を語ることは必要。その理想を一つひとつ実現することでしか、答えは見せられないわけだしね。今はその繰り返しかな。
言い続けるのってたいへんじゃないですか?
正直たいへんだよ。でも、リーダーがたいへんな想いをしていないチームは、根っこが弱いんじゃないかな。僕がSIGくんにアドバイスできるとしたら、「自分のものさしで人を計らないこと」。自分にとってちょっとしたことでも、そこで立ち止まっているメンバーがいたら、しっかり向き合って、未来を見せてあげることは大事だよ。
なるほど、そうですね。
Hundred Percent Free
そういった想いの伝え方って、どうすればいいんですか?例えば、SIGはメンバーの中で一番年下なので、ともすれば生意気に聞こえてしまいそうで…。
それをフォローするのが、B-BURGの役目なんじゃない?やっぱり、リーダーが言うことって、メンバーから見たらどこかキレイごとに聞こえるんだよね。
あぁ、そうかもしれませんね。
でしょ?だからこそ、それを理解して説明してくれる第三者は絶対必要だよ。
オーナーにもそういう人はいますか?
ウチは、各店舗の店長がそうかな。彼らにはスゴク助けられてる。例えばリーダーが、「10年先を見越して、今必要なこと」を言っても、なかなかメンバーには伝わりにくい。それを、メンバーから見えている「今」につなげるのは、第三者にしかできないんだよね。
僕も最初から全部わかっていたわけでないし、実は、以前はSIGと大ゲンカしたこともあるんですよ。でも、それが一緒にやっていくうちに徐々に変わっていった。今では、そのことに気付かせてもらっただけでも、僕はこの仲間と出会えて幸せだなぁと思います。
その想いをさ、次は他のメンバーに伝えてあげてよ。やっぱりね、人が変わるってすごくたいへんなことなんだよ。変われないことを、つい環境のせいにしがちだし。
確かにそうですね。
でも、考えたらそれって実は同じことで…結局、自分が変わらなければ環境も変わらないんだよね。例えば、美容師もミュージシャンもそうだと思うけど、入ったきっかけって自分で選んだわけだよね。変われないからってスグ諦めてしまうのではなくて、自分の選んだことに対して、もっとモガいてほしいなと思う。
Hundred Percent Free
僕も、モガきました(笑)。
うん。モガいたから変われたんだし、成長もできたハズだよ。モガくというはステージがあがっている証拠。だから「モガけて良かったじゃん」って思うよ。
モガいている最中って、なかなかそのことに気づけないと思うんですけど、どうしたら気付けるんですかねぇ…?
モガくっていうのは、言い換えれば、行動することだよね。例えば、本を読んで勉強する人ってたくさんいると思うけど、それを読んで身に「なっている人」と「なっていない人」の違いって、その後で行動するかしないか。結局は、自分の意志や考えで動いているどうか…それを意識しているか、していないかの差だと思うよ
やっぱり最後に「勝つ」のは、動ける人ですよね。
そう。スタッフによく「結果を出せ」って言うんだけど、行動さえすれば、失敗してもそれは結果なんだよね。結果が必要な場面だったら、必ずしも成功する必要はない。あくまでも成果じゃなくて、結果を出すことが大事。だから今のお店でも、一番失敗が多いのは僕だと思うよ。
でもほとんどの人が、簡単には動けないですよね…きっと。
だからチャンスがあるんじゃん(笑)。あれこれ考える前に動くのがいいと思うよ。動けば、考えるようになるし。考えて行動する子供なんていないでしょ?それが自然だよ。
オーナーのお話って、秀吉をイメージしますね。どんどん挑戦していくというか…。
自分を信じているから…っていうところはある。
信じられる根拠はなんですか?
「俺がやらなきゃ、誰がやる!」って感じかなぁ(笑)。
強い人なんですよね。
ホントはどうかわからないけどね(笑)。
あ〜今日はいい話がたくさん聞けました。ありがとうございました。…対談ってこんなので本当にいいんですか?
大丈夫。僕もHundred Percent Freeがどんなバンドなのかわかってきたので、今後の活動がさらに楽しみになったよ。
またぜひライブにも来てください。今日はありがとうございました。
こちらこそ、ありがとう。
Hundred Percent Free プロフィール
Hundred Percent Free(ハンドレッドパーセントフリー)
2003年7月結成。数々のメンバーチェンジを乗り越え現在
の2VO.MC,Gt,Ba,Dr,DJ&SAMPLERの6人編成となる。 ラップ・レゲエ・メロコア・ラウドロック・サーフロック…等、幅広いジャンルから出来上がった音をキャッチーに呼びかける。 そのフリースタイルは初めて見たリスナーにも絶大なインパクトを与えている。今名古屋でもっとも熱いバンド。
http://hpfree.jp/
●今回の対談にご協力いただいたお店は・・・
百々池家
〒468-0008
愛知県名古屋市天白区一本松2-903 メゾン高木1F
*営業時間*
火〜金 17:00〜01:00(L.O.24:30)
土 12:00〜01:00(L.O.24:30)
日 12:00〜22:00(L.O.21:30)
*定休日*
月曜日
*駐車場*
3台(専用)
TEL.052-803-9333
http://r.gnavi.co.jp/n121900/
[ES]Heart of HAIR
植田店
〒468-0051 名古屋市天白区植田1-1502 TEL.0120-932-360 / 052-808-4530
竹の山店
〒470-0131 日進市岩崎町竹の山37-550 TEL.0120-932-361 / 0561-75-5266
[ES]natural hair
大垣店
〒503-0911 大垣市木呂町131-3 TEL.0120-932-363 / 0584-91-8100